VIDEO 003
早寝は良質な卵子を育てる
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OVERVIEW
この節の目的
「卵子のために早く寝たほうがいい」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
でも、なぜ睡眠が身体づくりに大切なのでしょうか。
眠っている間、私たちの身体では、休息だけでなく、さまざまな回復や調整が行われています。
この節では、N3と呼ばれる深い睡眠や成長ホルモンの働きを知りながら、毎日の「眠り」をどう整えていけばよいのかを見ていきます。
01
眠っている間、
身体では何が起きている?
「睡眠が大事」
それは、 誰でも一度は聞いたことが あるでしょう。
でも、 睡眠はただ 「身体を動かさず休んでいる時間」 ではありません。
私たちが眠っている間にも、 身体の中では さまざまな調整が行われています。
夜は、身体の「メンテナンス時間」
脳を休ませる。
疲労から回復する。
ホルモンのリズムを整える。
細胞や組織の修復を支える。
眠っている時間も、 身体は止まっているわけではありません。
第4章では、 卵子だけを切り離さず、 その卵子を育てる 身体全体を見ると学びました。
だからこそ、 毎日の睡眠も 「育てる」の大切な一部です。
02
N3——
身体が深く休む時間
睡眠は、 一晩中ずっと 同じ深さではありません。
大きく分けると、 レム睡眠と ノンレム睡眠を 繰り返しています。
そして、 ノンレム睡眠の中でも 最も深い段階が N3です。
深い睡眠で起きること
N3では、 脳波がゆっくりとなり、 身体が深く休んでいる状態になります。
また、 成長ホルモンの分泌も 深い睡眠と関係しています。
身体の回復を考えるうえで、 深い睡眠はとても大切な時間です。
深い睡眠は、 一晩の中でも 前半に多く現れる傾向があります。
特に、 眠り始めてから 最初の数時間は、 深いノンレム睡眠が 現れやすい時間です。
大切なのは、
「何時間寝たか」だけではなく、
「どう眠り始めたか」。
03
大切なのは、
「22時」そのものではない
この教科書では、 できるだけ早く眠ることを おすすめしています。
目安として、 22時頃に眠れる生活が 理想的な人もいるでしょう。
ただし、
「22時に眠れば必ず深い睡眠になる」
というものではありません。
睡眠は「時刻」だけで決まらない
何時に起きたか。
日中どれくらい光を浴びたか。
どれくらい活動したか。
夜にどんな光を浴びているか。
夕食は何時だったか。
そして、 生活リズムが毎日どれくらい 一定しているか。
こうした一日の積み重ねが、 夜の眠りにつながります。
だから、 いきなり 「今日から絶対22時」 と無理をする必要はありません。
今が0時なら23時30分へ。
23時30分なら23時へ。
少しずつ、 自分の夜を早めていきましょう。
04
深い眠りを、
邪魔するもの
「早く寝よう」と思っても、 布団に入った途端に 眠れるとは限りません。
夜になっても、 身体と頭が 昼のままになっていることが あるからです。
夜まで続いていませんか?
スマートフォンやパソコン
夜の強い光は、
体内時計やメラトニンの分泌に
影響することがあります。
仕事や考えごと
布団に入っても
頭が仕事を続けていれば、
心身は休息へ切り替わりにくくなります。
遅い夕食・食べすぎ
寝る直前まで
重い食事をしていると、
胃腸は消化を続けています。
毎日違う就寝・起床時間
生活リズムが大きく変わると、
体内時計も乱れやすくなります。
睡眠は、 布団に入ってから 急につくるものではありません。
眠る数時間前から、 「夜の身体」をつくり始める。
その意識を持ってみましょう。
05
今夜からできる、
3つの準備
睡眠を整えるために、 いきなり生活を 全部変える必要はありません。
まず、 次の3つから始めてみましょう。
① 夜の光を減らす
寝る前は、 スマートフォンやパソコンを見る時間を 少しずつ減らします。
部屋の照明も、 夜遅くまで明るすぎる状態に しないよう意識します。
② 夕食を遅くしすぎない
寝る直前に 重い食事をする習慣があるなら、 少しずつ時間を前へ移します。
夜は食べすぎず、 自分が無理なく消化できる量を 意識しましょう。
③ 湯船で「夜」に切り替える
就寝前の入浴は、 一日の緊張をほどく時間になります。
熱すぎないお湯に入り、 身体を温めてから ゆっくり休息へ向かいます。
「お風呂から出たら、 もう仕事はしない」
そんなルールを つくるのもよいでしょう。
夜は、最後まで頑張る時間ではない。
明日の身体をつくる時間。
06
眠ることも、
「育てる」の一部
妊活というと、 「何かをする」ことに 意識が向きやすくなります。
何を食べる。
何を飲む。
何を運動する。
何を取り入れる。
でも、 身体を育てるうえでは、
「何もしないで、きちんと眠る」
ことも必要です。
睡眠を、優先順位の上へ
睡眠時間を削ってまで、 健康法を頑張らない。
夜遅くまで情報を集めない。
疲れている日は、 「今日は休む」を選ぶ。
休むことも、 Bijaを育てる身体づくりの一部です。
アーユルヴェーダでは、 滋養され、 消耗から回復し、 余力がある状態を 大切に考えます。
第1章で学んだ オージャスも、 ここにつながります。
日中ずっと使い続け、 夜も休ませない。
そんな生活の中では、 身体の余力は なかなか戻りません。
「卵子のために何を足す?」の前に、
「私は、ちゃんと眠れている?」
まず、 今夜の過ごし方から 見直してみましょう。
そして第4章の最後は、 体質です。
ヴァータ・ピッタ・カパでは、 身体が乱れたときに現れる サインも違います。
生理、消化、活力、心の状態。
次の004では、 それらを手がかりに、 自分の体質に合った Bija(種)の育て方 を整理していきます。
SUMMARY