VIDEO 001
おっぱいは「見えるホルモン」である
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OVERVIEW
この節の目的
子宮や卵巣は、身体の奥にあります。今どんな状態なのかを、自分の目で見たり、手で触れたりすることはできません。
一方、おっぱいは身体の外にあり、月経周期にともなう女性ホルモンの変化によって、張り・重さ・やわらかさなどが変化することがあります。
私は、そんなおっぱいを「見えるホルモン」と呼んでいます。
この節では、おっぱいを見て、触れて、毎日の変化を知ることが、なぜ自分の女性の身体と向き合う入口になるのかを見ていきましょう。
01
子宮と卵巣は、
身体の「奥」にある
今この瞬間、 あなたの子宮が どんな状態なのか。
卵巣の中では、 今どんな変化が起きているのか。
女性ホルモンが 今どのように変化しているのか。
自分の身体のことなのに、 私たちはそれを 直接見ることができません。
子宮も卵巣も、 骨盤の中にある臓器だからです。
そのため、 検査を受けたり、 月経周期の変化があったりして、 はじめて意識することも少なくありません。
でも、身体は毎日変化しています
月経周期が進むにつれて、 女性ホルモンの状態は変化します。
それに合わせて、 心や身体にも さまざまな変化が起こります。
見えないからといって、 何も起きていないわけではありません。
では、 その変化を 日常の中で感じるために、 私たちはどこを見ればよいのでしょうか。
02
なぜ、
おっぱいは「見えるホルモン」
と考えるのか
そこで、 私がずっとお伝えしているのが、
「おっぱいは、見えるホルモン」
という考え方です。
もちろん、 おっぱいそのものが ホルモンという意味ではありません。
おっぱいは、 女性ホルモンの影響を受ける場所の一つです。
そして、 子宮や卵巣とは違い、
自分で見ることができる。
自分の手で触れることができる。
だから、 毎日の身体の変化を知る とても身近な入口になります。
「読む」とは、診断することではありません
おっぱいを触れば、 子宮や卵巣の状態が すべてわかるという意味ではありません。
大切なのは、 自分の「いつも」を知ること。
いつものやわらかさ。
いつもの温かさ。
いつもの張り方。
それを知っているからこそ、 「今日は少し違うな」 という変化にも気づきやすくなります。
03
おっぱいは、
月経周期とともに変わる
第2章で、 月経周期によって 女性ホルモンの状態が変わることを 学びました。
おっぱいも、 その影響を受けます。
周期によって、触れた感じも変わります
生理が終わってから排卵へ向かう時期は、 比較的おっぱいが やわらかく感じられる人もいます。
排卵後から生理前になると、
張る。
重く感じる。
むくんだ感じがする。
触れると敏感になる。
そんな変化を感じる人もいます。
これは、 おっぱいが月経周期とは 無関係ではないということです。
だから、 ある日だけ触って 「硬い」「やわらかい」と 判断するのではなく、
周期と一緒に、 変化を見ること が大切です。
「今日のおっぱいはどう?」だけでなく、
「今、周期のどこにいる?」も一緒に見る。
04
まず、
「いつものおっぱい」を知る
おっぱいに触れる習慣がない人は、 最初から何かを判断しようとしなくて 大丈夫です。
まずは、 自分のおっぱいの 「いつも」を知りましょう。
毎日、こんなところを感じてみる
温かさ
手で触れたとき、
いつもと比べてどう感じる?
やわらかさ
全体がやわらかい?
張っている?
重さ・張り
生理前になると
どんな変化が起きる?
左右差
右と左で、
普段からどんな違いがある?
不快感
いつ、どんなときに
敏感になりやすい?
一回で答えを出さなくて構いません。
毎日触れていると、 少しずつ 自分のおっぱいのリズムが わかるようになります。
それは同時に、 自分の月経周期と身体の変化に 気づく習慣 をつくることでもあります。
なお、 しこりや皮膚の変化、 分泌物、強い痛みなど、 普段とは違う変化が続く場合は、 セルフケアだけで判断せず、 乳腺外科などの医療機関で確認してください。
05
触れられる場所から、
巡りを整える
第2章では、 身体の「入口」と「出口」を 整えてきました。
第3章では、 そこに 「巡り」を加えていきます。
その実践として使うのが、 おっぱい体操です。
おっぱい体操は、美容のための体操だけではありません
大きくするため。
形を整えるため。
それだけが目的ではありません。
自分の手で触れ、 胸まわりや肩甲骨まわりを動かし、 身体の状態を感じる。
毎日、自分の身体へ意識を戻す セルフケアの時間 として取り入れていきます。
この教科書では、 おっぱいを 子宮や卵巣と同じ女性の身体の流れの中で 捉えています。
だからこそ、 「おっぱいだけを整える」のではなく、
食事。
排毒。
睡眠。
月経周期。
体質。
そして巡り。
すべてを重ねながら 身体全体を整えていきます。
06
おっぱい体操は、
その先の未来にもつながる
おっぱい体操は、 妊娠するためだけの習慣ではありません。
妊娠したその先には、 出産があり、 そして授乳があります。
産後、 おっぱいは 赤ちゃんを育てるために 大きな役割を担います。
そのときには、
張る。
硬くなる。
痛む。
母乳の出方が変わる。
妊娠前とは違う さまざまな変化が起こります。
今から触れておく意味
自分のおっぱいの 普段の状態を知っている。
触れることに慣れている。
小さな変化に気づく習慣がある。
それは、 妊娠前だけではなく、 その先の自分の身体と向き合うための 土台にもなります。
妊娠中のことは、妊娠する前から。
出産や授乳のことは、その日を迎える前から。
妊娠。
出産。
産後。
授乳。
すべて、 一つの身体の中で つながっています。
今日、 自分のおっぱいに触れることも、 その長い流れの中にある 小さな一歩です。
では、 おっぱいにも変化を起こす 女性ホルモンは、 そもそも妊娠の中で どんな仕事をしているのでしょうか。
次の節では、 卵子の成熟、排卵、着床、妊娠の継続まで、 女性ホルモンの働きを 一つにつなげて見ていきます。
SUMMARY