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妊娠力の教科書

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妊娠力の教科書

CHAPTER 02

第2章 > 001

良いものを入れても変わらない理由——まず出せる身体へ

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OVERVIEW

この節の目的

妊活を始めると、「何を食べればいい?」「何を足せばいい?」と考えたくなるものです。

けれど、良いものを取り入れているのに、なぜか変わらない。そんなときは、足りないものを探す前に、今の身体がきちんと受け取り、巡らせ、外へ出せる状態かを見てみましょう。

この節では、第2章の土台となる「まず出せる身体をつくる」という考え方と、これから実践していく排毒の基本を整理します。

01

良いものを足しているのに、
なぜ変わらない?

妊娠を望むようになると、 身体に良いと言われるものが 急にたくさん目に入ってきます。

葉酸、鉄、良い油、 発酵食品、プロテイン、漢方、サプリメント。

「これも必要かもしれない」 「あれも足した方がいいかもしれない」

そうして、 気づけばたくさんのものを 身体に取り入れていることがあります。

もちろん、 必要な栄養を補うことそのものが 悪いわけではありません。

でも、 いろいろ頑張っているのに なかなか変化を感じられないなら、 一度だけ視点を変えてみましょう。

「何が足りない?」の前に

今の身体は、 入ってきたものを きちんと受け取れているでしょうか。

必要なところへ巡らせ、 いらなくなったものを 外へ出せているでしょうか。

「何を足すか」だけではなく、 「今の身体がどう働いているか」を見る。

第2章は、 ここから始まります。

02

身体を「断片」で見ない

「葉酸が足りないなら葉酸」 「鉄が気になるなら鉄」

一つひとつを見ると、 どれも間違いではないかもしれません。

けれど、 私たちの身体は 部品を寄せ集めてできているわけではありません。

食べること。 消化すること。 吸収すること。 血をつくること。 巡らせること。 外へ出すこと。

それぞれがつながりながら、 一つの身体として働いています。

大切なのは、 一つひとつの「点」を集めることではなく、 身体という「全体」が働けること。

第1章で学んだ ダートゥ7段階も同じでした。

いちばん最後にある 卵子や精子だけを見るのではなく、 そこへ届くまでの流れを見る。

第2章では、 その流れの「手前」を 整えていきます。

03

まず「出す」ことから
始める理由

では、 身体全体を見たときに、 最初に何をすればよいのでしょうか。

この教科書では、 いきなり「足す」ことからは始めません。

まず、 出せる身体をつくること から始めます。

ここで、 一つのコップを想像してみてください。

汚れたコップに、きれいな水を注いだら?

コップの中に 古い水や汚れが残ったまま、 そこへどんなにきれいな水を注いでも、 中の水は濁ってしまいます。

先にしたいのは、 さらに良い水を足すことではありません。

まず中に残っているものを出し、 コップを整えること。

身体も同じように、 入れるものだけを見るのではなく、

受け取れるか。
巡らせられるか。
外へ出せるか。

その土台から見ていきます。

04

排毒は、
「出す」だけではない

「排毒」「デトックス」と聞くと、 とにかく身体から何かを出すことを 思い浮かべる方も多いと思います。

けれど、 外へ出すことだけを頑張っていても、 同じように負担になるものを 毎日入れ続けていたらどうでしょう。

床をきれいに拭きながら、 同時に泥を落とし続けているようなものです。

そこでこの教科書では、 排毒を一つの行為ではなく、 3つで一組として考えます。

05

入れない・溜めない・出す

排毒の3つの柱

① 入れない
まず、 身体の負担になりやすいものを むやみに入れない。

食べものの選び方だけでなく、 下ごしらえや調理、 日常で触れるものにも 少しずつ目を向けていきます。

② 溜めない
身体の中で日々生まれる 不要なものを、 そのまま抱え込まない。

毎日の便、尿、汗、 そして女性にとっては生理も含め、 出口が働ける状態をつくります。

③ 出す
すでに身体に溜め込んでいるものも、 無理に一気に動かそうとせず、 身体の状態を見ながら 少しずつ外へ出していきます。

入れない。
溜めない。
出す。

この3つで、一つです。

「出すだけ」 「入れないだけ」 ではありません。

3つを少しずつ 日常の中で回していくことが、 第2章でいう「排毒」です。

06

第2章で、
ここから実践していくこと

第1章までは、 妊娠力をどう捉えるかという 身体の見方を学んできました。

第2章からは、 その考え方を 毎日の暮らしへ落とし込んでいきます。

一つずつで大丈夫です

このあと、 腸と卵巣のつながり、 体質による「出し方」の違い、 女性ホルモンと生理のリズム、 14日間の実践、 食材の選び方や食べ方へと進みます。

すべてを 今日から一気に始める必要はありません。

なぜそれをするのかを知り、 一つずつ暮らしへ入れていく。

その積み重ねで十分です。

では、 なぜ「出せる身体」をつくることが、 妊娠力や卵子にまでつながるのでしょうか。

次の節では、 身近な「腸」を入口に、 そのつながりを見ていきます。

良いものを入れる前に、
まず、受け取れて、巡らせて、出せる身体へ。

SUMMARY

この節のまとめ

  • 妊活では「何を足すか」だけでなく、身体全体がどう働いているかを見ることが大切です。
  • 良いものを入れても、受け取る力・巡らせる道・外へ出す力が整っていなければ、十分に活かせないことがあります。
  • この教科書では、排毒を「出すこと」だけではなく、「入れない・溜めない・出す」の3つで考えます。
  • 全部を一度に変える必要はありません。第2章では、この3つを一つずつ暮らしの中へ落とし込んでいきます。
  • まずは「足す」前に、身体の入口と出口を整えるところから始めます。