VIDEO 002
妊娠は、ゴールではない
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OVERVIEW
この節の目的
妊娠がわかったら、そこで身体づくりは終わり——ではありません。
妊娠の先には、お腹の中で命を育てる時間があり、出産があり、産後があり、授乳や育児へと続いていきます。
この節では、ここまで12週間かけて整えてきた身体と心の土台が、その先の人生にどうつながっていくのかを見ていきます。
01
妊娠したあとも、
土台は続く
妊娠を長く望んできた人ほど、 妊娠がわかった瞬間、
「やっと、ここまで来た」
と感じるでしょう。
もちろん、 それは大きな節目です。
でも、 身体から見れば、 そこから新しい時間が始まります。
お腹の中で 命を育てる。
産む。
身体を回復させる。
授乳する。
赤ちゃんを育てる。
12週間でつくったものは、そこで終わらない
食べること。
消化すること。
出すこと。
巡らせること。
眠ること。
心を休ませること。
ここまで整えてきたものは、 妊娠後もあなた自身を支える 基本になります。
妊娠は、終着点ではない。
命を育てる時間の始まり。
02
妊娠の先に、
何がある?
妊娠する前は、 どうしても 「妊娠できるかどうか」に 意識が集中します。
でも、 その先には 初めて経験することが 次々に待っています。
妊娠期
何を食べる?
どこまで運動していい?
この体調の変化は大丈夫?
初めての妊娠では、 わからないことが たくさん出てきます。
出産
妊娠期間を経て、 いよいよ赤ちゃんを 迎える日がやってきます。
出産の経過は一人ひとり違い、 事前にすべてを コントロールすることはできません。
だからこそ、 体調を整えながら 必要な知識と支援を 準備しておくことが大切です。
産後・授乳
出産後は、 身体を回復させながら 赤ちゃんのお世話が始まります。
授乳についても、 母乳量、乳房の張り、 痛み、乳腺炎など、 さまざまな悩みが出ることがあります。
「そのときになってから初めて知る」 よりも、 前もって知っておくことで 慌てずに済むことがあります。
03
あなたは、もう
準備を始めている
ここで、 これまでの章を 振り返ってみましょう。
第1章では、 食べたものが 身体をつくっていく流れを 学びました。
第2章では、 良いものを入れる前に、 まず出せる身体を つくってきました。
第3章では、 巡りや女性の身体のリズム、 おっぱい体操を学びました。
第4章では、 種を育てる身体を 見てきました。
第5章では、 パートナーと二人で 命を迎える準備をしました。
妊娠前に学ぶ意味
妊娠してから 初めて身体を整えるのではなく、
妊娠を望んだ段階から 自分の身体を知っておく。
出産の日になってから 初めてお産を考えるのではなく、
その前から 身体と心の準備をしておく。
出産や産後、授乳のことも、 その日を迎える前から 少しずつ準備できます。
たとえば、 おっぱい体操もその一つです。
おっぱい体操だけで 授乳トラブルをすべて 防げるわけではありません。
でも、 日頃から自分の乳房に触れていれば、 「いつもの状態」を知ることができます。
だから、 変化にも気づきやすくなります。
妊娠中のことは、妊娠する前から。
出産や産後のことは、その日を迎える前から。
04
「揺らがない」とは、
戻れること
妊娠しても、 産後になっても、 不安がゼロになるわけではありません。
新しい情報も 次々に入ってきます。
SNSを見れば、 他の人の妊娠生活や 育児も目に入ります。
「私はこれでいいのかな」
と迷う日もあるでしょう。
だからこそ、 ここまで積み重ねてきたことが 力になります。
自分で「選べる」という強み
この12週間、 あなたは自分の身体で いろいろなことを 確かめてきました。
自分には何が合う?
何をすると調子がいい?
何をすると崩れやすい?
自分の身体を知るほど、 新しい情報を 無条件に全部取り入れなくて済みます。
「これが流行っているから」
「あの人がやっているから」
ではなく、
「これは今の私に必要?」
と考えられる。
それも、 この教科書で育ててきた力です。
05
妊娠しても、
戻る場所は同じ
何かおかしいな。
最近、 調子が崩れてきたな。
そんなとき、 あなたには 戻る場所があります。
迷ったら、基本へ戻る
食べられている?
消化できている?
きちんと出せている?
身体は巡っている?
眠れている?
心は休まっている?
特別な方法を探す前に、 まず自分の基本へ戻ります。
もちろん、 妊娠中や産後には その時期特有の身体の変化があります。
妊娠前と まったく同じことを そのまま続ければよい、 という意味ではありません。
体調や妊娠経過に合わせて 加減したり、 お休みしたり、 必要な医療を受けたりする。
「基本へ戻ること」と 「今の身体に合わせて変えること」。
その両方が大切です。
06
一人で、
背負わない
妊娠。
出産。
産後。
授乳。
これらの身体的な変化を 実際に経験するのは 女性です。
でも、 だからといって すべてを一人で背負う必要はありません。
頼ることも、準備の一つ
パートナー。
家族。
友人。
医師。
助産師。
必要なケアをしてくれる専門家。
自分だけでは難しいときに、 「助けて」と言える場所を 持っておきましょう。
第5章では、 パートナーとの関係についても 学びました。
身体の負担そのものを 代わってもらうことは できなくても、
話を聞いてもらう。
背中をさすってもらう。
抱きしめてもらう。
家事を任せる。
一緒に考えてもらう。
できることは たくさんあります。
自分で整える力と、
人に頼れる力。
どちらも持っていていい。
ここまで12週間、 あなたは 自分の身体を知り、 自分で整える方法を 学んできました。
では、 その力はいったい 何のための力なのでしょうか。
妊娠するためだけの 力なのでしょうか。
次はいよいよ、 この教科書の最後です。
003|妊娠力とは、生きる力
この12週間で 本当に育ててきたものは何だったのか。
最後に、 「妊娠力」という言葉そのものへ 戻りましょう。
SUMMARY