MEMBER ACCESS

妊娠力の教科書

購入者専用ページです。
お知らせしたパスワードを入力してください。

妊娠力の教科書

CHAPTER 03

第3章 > 004

体質別おっぱい体操——あなたの畑(子宮)の荒れ方を知る

体質別おっぱい体操——あなたの畑(子宮)の荒れ方を知る

体質別おっぱい体操——あなたの畑(子宮)の荒れ方を知る 動画を見る

YouTubeに移動して再生します

OVERVIEW

この節の目的

同じおっぱい体操でも、ヴァータ・ピッタ・カパでは、身体の整え方が同じではありません。

アーユルヴェーダでは、ヴァータは「冷え・乾燥・揺らぎ」、ピッタは「熱」、カパは「重さ・停滞」というように、体質によって乱れやすい方向が違うと考えます。

この節では、セルフチェックで見たKshetra(畑・子宮)とRitu(リズム)を体質と重ねながら、あなたの身体がどんな方向へ傾きやすいのか、そして、おっぱい体操をどう自分に合わせればよいのかを整理していきましょう。

 

01

体質によって、
「畑」の荒れ方も違う

セルフチェックでは、 妊娠力を6つのカテゴリから見てきました。

第3章で特に関わるのが、

Kshetra(クシェートラ)と Ritu(リトゥ) です。

KshetraとRituを、もう一度

Kshetra|クシェートラ
「畑」という意味。 この教科書では、 子宮・骨盤・下腹部など 命を迎える場所を見ています。

Ritu|リトゥ
「時・季節・リズム」という意味。 月経周期や排卵など、 女性の身体のリズムを見ています。

でも、 同じKshetraやRituのスコアだったとしても、 身体に起きていることまで 全員同じとは限りません。

アーユルヴェーダでは、 体質によって 乱れたときに向かいやすい方向が 違うと考えます。

ヴァータなら、 冷え・乾燥・揺らぎ。

ピッタなら、 熱・強さ・過剰。

カパなら、 重さ・冷え・停滞。

「畑が荒れている」で終わらず、
「私の畑は、どんなふうに荒れやすい?」

そこまでわかると、 自分に必要なケアも 見えやすくなります。

02

ヴァータ(風)|
冷えて、乾いて、揺れる畑

アーユルヴェーダで ヴァータを表す大きな特徴は、 「動き」です。

良い状態なら、 軽やかで、 頭の回転が速く、 行動力があります。

でも、 バランスを崩すと、 動きが大きくなりすぎて 不規則な方向へ傾きます。

ヴァータのKshetra・Ritu

冷えやすい。

乾燥しやすい。

月経周期が一定になりにくい。

経血量にもばらつきが出やすい。

睡眠や食欲、 気分の波も 環境の変化に影響されやすい。

アーユルヴェーダでは、 こうした 「冷える・乾く・揺れる」 方向を ヴァータの乱れとして捉えます。

ヴァータのもう一つの落とし穴は、 情報に振り回されやすいことです。

良さそうなものを見つけると、 すぐに試してみる。

また新しいものを見つけると、 今までのものをやめてしまう。

調子の良い日は頑張りすぎ、 疲れたら全部やめる。

それでは、 習慣がなかなか根づきません。

ヴァータのおっぱい体操

テーマは 「ゆっくり・深く・温かく」。

身体や手が 冷えたまま始めない。

毎日、 行うタイミングを できるだけ決めておく。

ストレッチも 一つひとつ急がず、 丁寧に。

おっぱいゆらしは、 ゆっくり、大きく、やさしく。

速さよりも、 身体がじんわり温まり、 落ち着いていく感覚を 大切にしましょう。

ヴァータは、頑張るより「落ち着く」。
急ぐより「続ける」。

03

ピッタ(火)|
熱くなりすぎて、燃える畑

ピッタの特徴は、 「火」です。

良い状態では、 情熱があり、 判断力や実行力に優れています。

でも、 強くなりすぎると、 身体にも心にも 「熱」がこもります。

ピッタのKshetra・Ritu

身体に熱がこもりやすい。

生理前になると、 イライラや頭痛などが 強く出ることがある。

経血の状態や 生理痛が気になる人もいます。

アーユルヴェーダでは、 こうした 「熱が強くなりすぎる」 方向を ピッタの乱れとして捉えます。

そして、 ピッタの落とし穴は 「完璧にやろうとすること」

正しい方法で。
毎日きちんと。
予定どおりに。

できる人だからこそ、 できなかった日に 自分へ厳しくなります。

でも、 身体を整えることは 試験ではありません。

ピッタのおっぱい体操

テーマは 「リリース・手放す・鎮める」。

ストレッチでは、 肩や肩甲骨まわりの 緊張をゆるめることを意識します。

「もっと強く」 「もっと完璧に」 と追い込まない。

おっぱいゆらしも、 力任せに行うのではなく、 胸まわりがほぐれていく感覚を 丁寧に感じます。

熱がこもりやすいと感じるときは、 熱すぎる環境を避け、 心地よい状態で行いましょう。

ピッタは、もっと頑張るより、
上手に「手放す」。

04

カパ(水)|
固まって、冷えて、動かない畑

カパは、 「安定」を持つ体質です。

良い状態なら、 落ち着いていて、 穏やかで、 持久力があります。

でも、 バランスを崩すと、 その安定が 「停滞」へ変わります。

カパのKshetra・Ritu

身体が重い。

むくみやすい。

冷えているのに、 動くのがおっくう。

月経周期が 長めになることがある。

アーユルヴェーダでは、 こうした 「冷える・重くなる・動かない」 方向を カパの乱れとして捉えます。

カパの落とし穴は、 とてもシンプルです。

「最初の一歩が遠い」。

やったほうがいいのはわかっている。

でも、 「明日から」 「時間ができたら」 と先送りしてしまう。

だからカパは、 完璧な準備をしてから始めなくて 大丈夫です。

カパのおっぱい体操

テーマは 「刺激・動かす・温める」。

まずは、 おっぱいを持ち上げてみる。

揺らしてみる。

それだけでもいいので、 とにかく始めましょう。

ストレッチでは、 身体をしっかりねじり、 肩甲骨まわりが動くことを意識します。

おっぱいゆらしは、 ヴァータよりも 大きく、リズミカルに。

身体が温まっていく感覚を 感じながら行います。

カパは、「やる気が出たら始める」ではなく、
「始めるから、身体が動き始める」。

05

月経のリズムに合わせて、
休む日もつくる

おっぱい体操は、 基本的には 毎日の習慣として続けます。

ただし、 「毎日同じようにやる」 という意味ではありません。

第2章で学んだように、 女性の身体は 月経周期の中で変化しています。

生理1〜2日目は、おっぱいゆらしを休む

この教科書では、 生理の1日目・2日目は おっぱいゆらしをお休みします。

アーユルヴェーダでは、 この時期は 身体の下向きの働きを 大切にする時期と考えるためです。

ストレッチ部分は、 身体の状態を見ながら 無理のない範囲で行います。

3日目以降は、 体調に合わせて 通常のおっぱい体操へ戻していきます。

大切なのは、 「毎日やる」というルールを守ることより、

その日の自分の身体を見て、 強さを変えられること です。

動ける日は動く。

休む日は休む。

これも、 女性ホルモンのリズムを 味方につけるということです。

おっぱい体操の前に「こすっ手」

もう一つ、 組み合わせてほしいのが こすっ手です。

アーユルヴェーダの ガルシャナという乾布ケアをもとに、 絹の手袋で身体をさすります。

おっぱい体操の前に取り入れることで、 身体を温め、 全身へ意識を向けてから おっぱい体操へ入ることができます。

詳しい方法は、 付録の実践ページで確認してください。

06

体質を知ることは、
「傾向と対策」を持つこと

ヴァータ。
ピッタ。
カパ。

体質を知る目的は、 「私はこのタイプ」と ラベルを貼ることではありません。

本当に知りたいのは、

「私は、どんな方向へ傾きやすい?」
「傾いたら、どう戻せばいい?」

ということです。

あなたの「畑」の傾向

Vata|ヴァータ
冷えて、乾いて、揺れやすい。
→ ゆっくり、温めて、落ち着かせる。

Pitta|ピッタ
熱が強くなりすぎる。
→ 巡らせながら、鎮めて、手放す。

Kapha|カパ
冷えて、重く、停滞しやすい。
→ 温めて、刺激して、動かす。

セルフチェックで見た KshetraとRituも、 ここで体質とつながります。

数字だけを見て 「低かった」で終わるのではありません。

自分は、どんなふうに乱れやすいのか。
では、どう整えればいいのか。

そこまでわかって、 はじめてセルフチェックが 自分の身体を整える地図になります。

荒れ方がわかれば、
整え方もわかる。

第3章では、 女性ホルモンと月経周期を知り、 おっぱいという 毎日触れられる場所から、 自分の身体と向き合ってきました。

そして、 ここまで整えてきた「畑」に、 次に必要になるものがあります。

「種」です。

どんなに畑を整えても、 種がなければ芽は出ません。

次の第4章では、 いよいよ 卵子は年齢だけで決まらない というテーマへ進みます。

卵子という「種」を、 これからどう育てていくのか。

第4章で、 じっくり見ていきましょう。

SUMMARY

この節のまとめ

  • Kshetra(畑・子宮)とRitu(リズム)の乱れ方は、体質によって同じではありません。
  • ヴァータは「冷え・乾燥・揺らぎ」に傾きやすいため、おっぱい体操も「ゆっくり・やさしく・温かく」が基本です。
  • ピッタは「熱がこもる」方向へ傾きやすいため、頑張りすぎず、巡らせながら「鎮める・手放す」ことを意識します。
  • カパは「重さ・冷え・停滞」に傾きやすいため、「しっかり動かす・温める・まず始める」がポイントです。
  • おっぱい体操は毎日の習慣を基本とし、生理1〜2日目のおっぱいゆらしは休み、身体のリズムに合わせて調整します。
  • こすっ手(ガルシャナ)も組み合わせながら、自分の体質に合った巡りのケアを続けます。
  • 体質を知る目的は、自分を分類することではなく、「私はどこへ傾きやすく、どう戻せばよいか」という傾向と対策を持つことです。